TOEIC900点以上、英検1級など、英語が特技となっている人なら、通訳や翻訳の仕事で生活をしていきたいという人もいるのではないでしょうか。
今回はフリーランスで通訳や翻訳の仕事につくには?ということで情報をまとめていきます。
外国語大好きなHSP、必見です!
通訳と翻訳の違いは?
通訳は口頭で述べられた言語を別の言語に訳すことで、翻訳は文書に書かれている言語を別の言語に訳すことです。
通訳はその場でリアルタイムで訳さなければならないため、スピードはもちろんのこと、臨機応変な対応ができなければなりません。翻訳の仕事の場合は、自分の好きな環境で仕事ができますが、厳密で質の高いものが求められます。
通訳の仕事ってどんなことするの?

通訳の仕事には、大きく分けると、ビジネスの場での通訳、国際放送の通訳、外国人の観光をガイドする、通訳ガイドの3種類があります。
また、通訳の方法には同時通訳、逐次通訳、ウィスパリングがあります。
同時通訳 | 通訳と発言者が同時に話す |
逐次通訳 | 通訳と発言者が交互に話す |
ウィスパリング | 聞き手の耳元でささやくように通訳する |
通訳の仕事は対人業務ですので、人前で落ちついて話せる度胸や、その場の状況に合わせた臨機応変な対応力、目の前の人に合わせた配慮力が必要です。
また、専門用語など自分の担当分野に詳しくある必要があります。
基本的には人とコミュニケーションをとることが好きな、どちらかというと外向的な人が向いているでしょう。
翻訳の仕事ってどんなことするの?

翻訳の仕事には、ビジネス文書や研究論文を訳す実務翻訳と、映画などの字幕をつくる映像翻訳、海外の小説などを翻訳する文芸翻訳があります。
翻訳の仕事には、原文を理解する読解力と、担当する分野の専門知識、そして、それを正しく文章にする能力も必要です。
知らない単語や表現に出くわすことも当然ありますので、辞書やインターネットを使って、自分で臨機応変に調べる能力も必要です。
フリーランス通訳・翻訳の収入は?

フリーランスで通訳・翻訳の仕事をする人は、どれくらいの収入を得ることができるのでしょうか。
ザックリと見ていきます。
フリーランス通訳の収入
フリーランスで翻訳や通訳の仕事をしている人は、一般的にどのくらいの収入を得られているのでしょうか。
フリーランスの通訳の仕事は、年収としては300万~600万。
1000万を超える人もいます。
1日8時間の仕事の日給で1万5000円ぐらいから始まり、一般的な逐語通訳で日給2万~3万。
10年以上のベテランで、難しい同時通訳ができる人は、日給5万~10万になる人もいます。
フリーランス翻訳の収入
フリーランスで翻訳をしている人の年収は、他の仕事と並行しながら100万、専業で1000万以上の収入を得ている人など様々です。
翻訳の仕事は、文字数や単語数で単価が設定されます。
分野によって単価が若干変わり、コンピュータマニュアルの英文和訳で一単語28円、経営管理の契約書などでは、英文和訳で一単語30円などとなります。
フリーランスの通訳になるには?

通訳として仕事を始めるにあたっては、多くの場合がフリーランスからスタートします。
通訳の仕事をフリーランスで受けるには、
- 通訳派遣会社と契約して仕事を紹介してもらう
- 知人など個人的な人脈からの依頼
- クラウドソーシングに登録して仕事をする
いずれの場合も、小さな仕事から実績を積んでいくことが大事になります。
フリーランスで翻訳の仕事をするには?

フリーランスで翻訳の仕事をする方法は、
- クラウドソーシングに登録する
- 翻訳会社に登録する
- 直接取引
この3つがあります。
クラウドソーシングに登録
クラウドソーシングでは、小さな案件が見つけやすく、未経験の人でも取り組め、経験が積みやすいですが、単価が安いです。
翻訳会社に登録する
翻訳会社は、翻訳依頼者と、翻訳の仕事をしたいフリーランスの間に入るエージェントの役をします。
登録した翻訳会社から、仕事の案件を紹介してもらえるようになります。
しかし、登録後必ず仕事がもらえるというわけでもなく、全く連絡がこないこともあるそうです。
そのため、翻訳者は、多くの翻訳会社に登録するのが基本なようです。
直接取引
直接取引は、企業や個人から、直接仕事を依頼してもらうということです。
自分でサイトを作り、翻訳依頼を受けたり、ブログなどのSNSを使って発信することで、仕事を得ることもできます。
しかし、個人のフリーランスはなかなか企業から仕事をもらうのは難しいようです。
語学が得意なHSPには翻訳の仕事が向いているかも

通訳と翻訳は同じ語学の仕事ですが、大分仕事の内容は違います。
通訳はその場その場で臨機応変な対応が求められ、相手を気遣いながらコミュニケーションをとっていく対人業務です。
HSPは相手を気遣うことは得意ですが、通訳の仕事は環境の変化も大きく、また同時に処理しなければならない情報も多いです。
超敏感気質のHSPは、通訳以外の要因で毎回ドッと疲れてしまうことでしょう。
またキャリアを積む方法もなかなか難しく、いきなり外国へ行って、修行してくるぐらいの強い心、そして絶対仕事をとってやるという執念深さも必要です。
それに比べて翻訳の仕事は、基本的には文書が相手です。
働く環境も自分で選ぶことができるため、コツコツと落ち着いて一人で仕事をするのが得意なHSPには向いている仕事の一つと言えます。
他のフリーランスの仕事と同様に、安定した仕事を確保していくのは大変ですが、数ある仕事の中では、HSPがその実力を発揮しやすい仕事の一つと言えるでしょう。
自分の得意分野で、自分にとって有利な環境で仕事ができるようになるといいですね。
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